2025年8月21日(木)、豊平区民センターにて、第5回ミニレクチャー・体験会を開催しました。当日は、ケアマネジャーや看護師、保健師、ソーシャルワーカー、介護福祉士、理学療法士、管理栄養士など、地域で医療・介護に携わる24名の専門職の方々にご参加いただきました。
今回のミニレクチャーの前半では、さっぽろ南大橋クリニック 井垣 勇祐 副院長が「心臓・腎臓を守る!血糖コントロールの実際」と題し、糖尿病の基本的な病態や合併症、緊急時の対応などについて解説しました。参加者からは「既往歴として糖尿病を持つ利用者が多いため基本が知れて良かった」、「最近の処方薬のことが聞けて、とても有意義だった」といった感想が寄せられました。
続いて、当院 柴田 敬典 院長による「高齢者にやさしい内視鏡検査とは?~苦痛の少ない内視鏡検査と支援のポイント~」では、検査の工夫や実際の動画を交えて、講話いたしました。「映像がわかりやすかった」、「辛くない検査が受けられる可能性を伝えたい」、「自分でも検査を受けてみようかと思った」など、参加者からは検査に対する理解や安心につながる声が多く聞かれました。
さらに、今回は新たな試みとして、胃・大腸カメラのデモ機器や持続血糖測定器、糖尿病治療薬皮下注射器の展示に加え、大腸カメラ前検査食や下剤の試食・試飲体験も行いました。「普段触れられない物品に実際に触れることができて勉強になった」、「下剤を飲んでみて大変さが理解できた」、「検査食が意外に美味しく驚いた」など、多くの感想をいただきました。
今回は、ミニレクチャーと体験会を組み合わせたことで、より充実した会となりました。当院では、地域の医療・介護分野で働く専門職の方々に対し、身近な話題を通して顔の見える連携を実践して参ります。



